肌荒れの理由は意外なところにあり?肌荒れのメカニズムと対処法

スキンケア

「季節の変わり目は肌荒れしやすい」「生理前に肌の不調を感じる」など、何かをきっかけに肌荒れを感じる方も多いのではないでしょうか。肌荒れにはさまざまな理由があるため、肌荒れの予防・改善のためにはまずは原因を知り、適切に対処する必要があります。

今回は、肌荒れの理由と、肌荒れを予防する生活習慣およびスキンケアについて解説します。

そもそも肌荒れとは

一口に肌荒れといっても、さまざまな症状があります。

肌荒れの症状

肌荒れとは、何らかの原因で肌がダメージを受け、肌に不快な症状が出ていることです。ニキビ(吹き出物)、乾燥、赤み、くすみなど、さまざまな症状があります。どのような症状が現れるかは個人の肌質や年齢によっても異なるので、自分の症状を確認しましょう。

肌荒れしやすい場所

顔のなかで肌荒れしやすい場所と、その特徴について見ていきましょう。

おでこや鼻の周囲:皮脂が多く、ニキビができやすい場所です。おでこは前髪の物理的な刺激にもさらされているため、肌荒れのリスクが高くなります。
頬:乾燥しやすいため、乾燥肌の人はケアに注意が必要です。
口元:皮膚が薄いため、乾燥しやすい場所です。

肌荒れする理由

肌荒れする理由には以下のようなものが挙げられます。いくつかの要因が複合して、肌荒れを悪化させている可能性もあります。

肌のターンオーバーの乱れ

肌は一定周期で、一番表面にある細胞が角質とともに剥がれ落ちて新しい皮膚に生まれ変わり、これを肌のターンオーバーといいます。ターンオーバーの理想的な周期は28日間といわれていますが、不規則な生活習慣、喫煙、紫外線、加齢などの影響でターンオーバーが乱れると、肌のくすみや乾燥など、さまざまな肌荒れを引き起こしてしまうので、注意が必要です。

肌のバリア機能の低下

肌には、紫外線やウイルスなどの外敵の刺激から内部を守る「バリア機能」が備わっています。このバリア機能の維持には、肌が潤いで満たされていることが欠かせません。しかし、乾燥、紫外線、花粉やマスクの刺激などで肌が水分不足になると、バリア機能が低下して肌荒れを引き起こしてしまいます。

また、年齢を重ねると水分を保持するヒアルロン酸やコラーゲンなどの生成量が低下するため、肌の潤いが不足してバリア機能が低下やすくなってしまうため、ケアを十分に行いましょう。

ホルモンバランスの変化

生理前に肌の不調を感じる方も多いのではないでしょうか。生理前に分泌される黄体ホルモンは男性ホルモンと似た作用があるため、皮脂の分泌量が増えてニキビや毛穴のつまりなどを引き起こすことから、肌荒れにつながってしまいます。

また、夜更かしも美肌の大敵です。しっかり睡眠を取らないと、肌の代謝に欠かせない成長ホルモンの分泌が滞り、ターンオーバーが乱れてしまうため、睡眠をしっかりとるようにしましょう。

肌荒れを予防するために

睡眠

肌荒れを予防するためには、生活習慣の見直しやスキンケアが大切です。

栄養バランスのとれた食事

肌荒れ予防にはスキンケアはもちろんのこと、体のなかから必要な栄養素を取り入れるインナーケアも大切です。肌の細胞の材料となるタンパク質、肌の代謝を高めるビタミン類などをバランスよく摂取しましょう。

スキンケアでバリア機能を高める

肌荒れを予防するためには、バリア機能を高めて紫外線や乾燥などの刺激に負けない肌を作ることが重要です。洗顔後はすぐに化粧水と乳液をつける、保湿成分が配合されたスキンケア商品を使うなど、保湿ケアは念入りに行いましょう。

また、紫外線は肌を乾燥させて肌荒れやシミ、たるみなどさまざまな肌トラブルの原因になります。紫外線は1年中地表に降り注いでいるので、日差しが強い夏場はもちろんのこと、冬も欠かさずにUVケアを行いましょう。

適度な運動

適度な運動は代謝を高め、肌のターンオーバーを整えてくれます。また、筋肉は血の巡りをよくする働きもあるため、運動により筋肉量をつけると血行がよくなり、肌にもよい影響を与えます。毎日継続することが大切なので、自転車通勤にする、なるべく階段を使うなど、まずは毎日の生活のなかでできるものから始めてみましょう。

しっかり睡眠を取る

睡眠は成長ホルモンの分泌に欠かせません。しっかり睡眠時間を確保するのはもちろんですが、寝る前にブルーライトを浴びない、ソファでうたた寝しないなど、睡眠の質を高めるようにしましょう。寝る前にリラックスできるアロマを焚いたり、お気に入りの寝具をそろえたりするのもおすすめです。

まとめ

肌荒れはさまざまな要因で起こります。肌荒れを予防するために、生活習慣やスキンケアを見直して健やかな肌を作りましょう。

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