肌のくすみにもタイプがある!くすみのタイプを知って透明肌を取り戻す対処法

スキンケア

なんだか最近、顔色が悪くて、ファンデを塗っても綺麗にならないし・・・。鏡をみるたびに肌のくすみに悩まされている人も多いのでは?
肌がくすむと実年齢より老けてみえたり、暗い印象を周りに与えてしまいがち。若々しくて明るい素肌をキープしたいなら、日頃からくすみ対策が大事ですよね。そこで今回は肌のくすみの原因や対処法についてお伝えいたしましょう。

そもそも肌くすみって何?くすみの原因とは?

肌のくすみとは、肌の透明感が失われた状態のことです。はっきりした定義はありませんが、とにかく、肌が青くて沈んでいたり、グレーぽい色や茶色っぽく濁っている肌の状態のことを指しています。

お肌がくすんでしまう原因には、以下の4つがあげられます。

  1. 血行不良によるくすみ
  2. 乾燥によるくすみ
  3. 肌の糖化によるくすみ
  4. 肌のターンオーバーの乱れによるくすみ

くすみのタイプによって原因や対処法が違ってきます。

血行不良によるくすみ

お肌がくすむ最も大きな原因といえば、「血行不良」によるくすみでしょう。
<この症状だったら血行不良によるくすみかも?>

□顔が青白い
□目の下のクマが目立つ
□もともと冷え性気味
□顔や足がむくみやすい
□寝不足で疲れやすい、ストレスが溜まっている

お肌の血流が悪いと、栄養や酸素などが、お肌の隅々まで行き渡ることができません。停滞した血液は黒っぽく見えて、それがくすみとなってお肌に表れるのです。血行不良はおもに、冷え、睡眠不足、疲労やストレスなどが原因で起こります。

睡眠中や気持ちがリラックスした状態であれば、副交感神経が優位に働き、スムーズに血液が流れます。しかし、睡眠不足が続いたり、日頃からストレスを溜めていると、血管が収縮してしまい、血流が悪くなります。

目の周りの皮膚はほかの皮膚に比べて薄いため、停滞した黒い血液が透けて見えやすく、それがクマとなってあらわれます。

<対処法>
・顔のリンパマッサージ
・運動で新陳代謝アップ
・入浴時は湯船に浸かって温まる

血行不良による肌のくすみには、顔のリンパマッサージが有効です。リンパの流れが良くなると血液の流れが良くなってくすみが取れていきます。また、顔に溜まった余分な水分や老廃物が流れるので小顔効果も期待できるので一石二鳥ですよね。

リンパマッサージは、お風呂上りやホットタイルで顔を温めたあとに行うと効率的です。お肌を傷めずにマッサージするには、マッサージクリームを塗ることをお忘れなく!

また、日頃から、動いたり、温めたりするなど、体内の血流を促進していくことがポイントです。ランニングやウォーキングなどで体内の代謝を良くしたり、バスタイム中もシャワーだけで終わらせずにしっかりと湯船に浸かることで、血色の良いお肌に変わっていきます。

乾燥によるくすみ

肌がくすむ原因の2つ目が、紫外線や間違ったスキンケアによる「乾燥」です。

<この症状だったら乾燥によるくすみかも?>
□肌がかさついている(乾燥肌)
□化粧ノリが悪い
□肌がごわついている
□肌がグレーのようなどんよりとした色をしている
□透明感なし、ツヤがない

肌が乾燥すると、表面がカサついて粉を吹いたようになり、ゴワゴワと硬いお肌になってしまいます。表皮のキメも粗くなり、光が当たると乱反射するようになり、透明感とツヤのない肌にみえてしまいます。乾燥した肌は、バリア機能も低下しているため、それを補うために角質がさらに厚くなり、ますますくすみがひどくなってしまうのです。

肌の乾燥は、くすみだけでなく、シワやシミができやすくなりますし、たるみにもつながってしまいます。

<対策法>
・保湿成分入りの化粧品を使う
・マスクやシートパックなどで保湿のスペシャルケア

乾燥によるくすみには、とにかく「保湿」が大事です。スキンケアの見直しをしてみましょう。化粧水には、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸など、保湿成分が配合されたものを選ぶ方がいいですね。

化粧水が肌内部に入りやすいようにブースターを取り入れたり、基本ケアのほかにクリームとマスクをプラスして、いつも以上の保湿ケアを積極的に行いましょう。そして、乾燥による影響で厚くなってしまった角質には、肌の状態と相談しながら、スクラブケアを取り入れてみましょう。

毎日だとやりすぎで逆に乾燥をひどくしてしまうので、週1ペースがベストです。

肌の糖化によるくすみ

食生活の偏りで肌が「糖化」し、肌のくすみを引き起こしてしまうことがあります。

<この症状だったら糖化によるくすみかも?>
□お肌が以前より黄色っぽい
□以前より、肌に弾力がなく、ゴワゴワした感じ
□脂っぽい食事やスイーツが好き
□運動はほとんどしていない
□ごはんやパスタなど炭水化物が好きだ

肌の糖化とは、真皮層にあるタンパク質(コラーゲン)が体内の余分な糖とくっついてしまった状態のこと。糖化したタンパク質は黄色っぽく変色するため、肌も黄色にくすんで見えてしまいますし、コラーゲン同士がくっついて硬くなってしまうので、弾力のないゴワゴワした肌になってしまいます。

<対処法>
・炭水化物や糖分などは控えめに
・ビタミン豊富な野菜をたっぷり摂る
・糖化にアプローチした化粧品をつかう

パスタやうどん、丼物など炭水化物中心の食生活、スイーツや炭酸ジュースなど糖分の摂りすぎは、血糖値を上昇させて、肌は黄色っぽいくすみ肌ができてしまいますので要注意です。

肌の黄くすみを防ぐには、野菜やキノコ類、海藻類をたっぷりと摂ることがおすすめです。野菜やキノコ類、海藻類は、血糖値が急激に上がりにくい食材です。具がたくさん入ったお味噌汁やスープ、煮物、温野菜サラダなどを意識していただいてみてください。

もちろん、肉や魚や納豆などのタンパク質も摂って良いのですが、白米やもち、うどん、パスタ、ジャガイモなどの炭水化物は控えめにしましょう。調理法にも工夫が必要で、茹でる、煮る、蒸すなどの調理法がベストです。揚げる、炒めるなど油を大量に使う調理法だと肌を糖化させやすいので注意しましょう。

そして、最近では、糖化にアプローチした化粧品も販売されていますので、黄くすみを改善したいなら、ぜひ使ってみましょう。

肌のターンオーバーの乱れによるくすみ

肌の新陳代謝(ターンオーバー)の周期が乱れて、角質が厚くなることで起こるくすみです。

<この症状だったら肌のターンオーバーの乱れのくすみかも?>
□肌が厚くゴワゴワとしている
□年齢とともにくすみがひどくなってきた
□肌が灰色っぽく見える
□肌のキメが粗くなってきた
□ホルモンバランスの崩れが気になる

くすみは、年齢とともにひどくなっていくもの。加齢によってお肌のターンオーバーが遅くなることが原因にあります。お肌のターンオーバー(新陳代謝)が遅れると、お肌の表面の古くなった皮膚が剥がれ落ちずに、角質が厚く溜まっていきます。角質が皮膚に溜まってしまうと、半透明のはずの皮膚の透明感がなくなります。

お肌のキメも粗くなるので、そこに日光が当たってもくもりガラスを通したようにくすんで見えてしまいます。そのほか、ホルモンバランスの乱れやお手入れ不足などによる乾燥、血行不良など複雑に絡み合ってくすみがエスカレートすることもあります。

<対策>
お肌に溜まった角質を取り除くためのスキンケアを週に1~2回、定期的に行いましょう。角質ケアとしておすすめしたいのが
・スクラブ洗顔
・ピーリング
・酵素洗顔

これらのいずれかです。

スクラブ洗顔とは、細かい粒子の研磨剤として有名ですよね。ホホバオイルやシュガーを使ったスクラブだと、肌への作用がマイルドなのでお肌を傷めずにケアできます。ピーリングとは、化学薬品を塗って角質を柔らかくしながら取り除くケア法です。

AHAやリンゴ酸、乳酸などの成分が入ったものが一般的ですが、それに付け加えてアロマなどの鎮静作用のあるものを選ぶことで、お肌への刺激が抑えられます。酵素洗顔とは、タンパク質分解酵素で余分な角質を取り除くケア法ですが、パパインやプロテアーゼなどが配合されたものを選ぶと良いでしょう。

まとめ

年齢とともにお肌の悩みは増えていくばかり。肌がくすんで透明感がなくなるのも「年齢だからしかたない」とあきらめてしまいがちですが、しっかりとしたケアを行えば、肌のくすみは解消できます。くすみの原因を知って、それぞれのタイプにあったケアを行ってみてください。

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