日焼けしてしまう原因は何?SPFの知識を初心者にも分かりやすく解説

スキンケア

日焼けは美肌の大敵!SPFの数値が高い日焼け止めを、使っている人も少なくないでしょう。ところで、日焼けをしてしまう原因を知っていますか?「紫外線のせいに決まっている」確かにその通りですが、詳しいメカニズムを知っている人は意外に少ないのが現状です。

この記事では、日焼けの原因や日焼け止めに記載されているSPFの正体について、詳しく紹介していきます。日焼けやSPFに関する疑問が解決する内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも日焼けしてしまう原因は?

肌が日焼けする(黒くなる)原因は、メラノサイトと呼ばれる細胞が肌を守るために働くからです。メラノサイトは、紫外線を吸収する役割を持ったメラニンを発生。メラニンは黒い色素を持っているので、メラニンが働くと肌が黒くなります。

紫外線に含まれるUVAとUVBの違い

紫外線には、2つの種類があるとされています。それぞれの違いを知って、肌に関する詳しい知識をつけていきましょう。

UVA
全体の多くを占める紫外線です。照射量が多いため、肌への影響が大きいと考えられています。特にコラーゲンやエラスチンを生み出す、繊維芽細胞に影響するとされているのが大きな特徴。コラーゲンやエラスチンは肌の弾力やハリに関係してくるため、美肌を目指したい人にとって重要な存在です。

UVB
UVBはUVAに比べて、少ないとされている紫外線です。少ないと言っても、その力はUVAに比べて強力。肌を赤くさせたり黒くさせたりと、美肌を阻害します。シミやそばかすの要因になる可能性もあるため、注意が必要です。

SPFとPAの違い

日焼け対策商品に記載されていることが多いSPFとPA。正体が分からないまま、商品を買っている人も少なくないでしょう。実はSPFとPAは、それぞれに異なる意味合いを持っています。

SPFはUVBを防ぐ役割を持つ

SPFとは、UVBをカットする効果指数を指しています。日焼け止め商品に記されているSPF30やSPF50といった数値は、紫外線を浴びた場合にどれだけ耐えられるかを示した値です。

SPF30を塗った場合は基準値の30倍、SPF50は基準値の50倍の紫外線量に耐えられるとされています。ここで注意していきたいのが、数値が大きい=持続時間の長さではないということ。

あくまで紫外線量に耐えられる目安なので、持続時間とは別物です。日焼け止めの働きを長持ちさせたいなら、定期的に塗りなおす必要があります。

PAはUVAを防ぐ役割を持つ

PAはUVAを防ぐ役割を持っています。前述した通り、UVAもUVBと同様に肌に影響を与える厄介な紫外線。2つを同時に防いでいくことが重要です。日焼け止めには、SPFだけSPF・PAを兼ねた商品が存在します。間違って買ってしまわないよう、表記をきちんと確認してから購入するようにしましょう。

日焼け止めの種類とメリット・デメリット

日焼け止めには、主に5つの種類が存在しています。それぞれにメリット・デメリットが異なるため知らずに購入すると後悔してしまう場合も……日焼け止めを購入する前に、特徴を知って備えてみませんか。

クリームタイプ

しっとりした塗り心地と伸びの良さが特徴のタイプです。落ちにくいため、長時間の外出をする際に役立ちます。ただ長持ちする分、落ちにくい欠点も……クレンジングを丁寧にする必要があります。

ローションタイプ

肌にサーと塗ることができるお手軽タイプの日焼け止めです。サラッとしているので塗りやすく、肌に残りにくいのが魅力。ただ汗や水によって流れやすく、長時間の使用には向かないのが特徴です。

スプレータイプ

手元で操作するだけで、身体全体をカバーできる日焼け止めです。手を汚さずに、手軽に日焼け止め対策。持ち歩きやすいので、旅行の際に重宝します。しかし塗りむらが発生しやすいのが欠点です。

スティックタイプ

気になる部分に対して、ピンポイントで狙っていくことができるタイプです。小回りが利きやすいのが大きな魅力。一方で身体に直接塗っていくため、部位ごとに使い分けたい人には向かない特徴があります。

ジェルタイプ

サラッとした使い心地と、伸びの良さが特徴の日焼け止めです。べたべたとした触感が軽減されるため、使い心地の良さを重視したい人に向いています。

ただ商品によっては、紫外線吸収剤と呼ばれる成分が配合されている場合があるので注意。紫外線吸収剤は人によって、肌に合わない恐れがあります。

日焼け対策をするためにはまず知識を知ることが大切!

日焼け対策をやみくもにしていても、大きな成果は期待できません。実践的な日焼け対策をするためには、まず詳しい知識を持っていくことが大切です。日焼けをしてしまうメカニズムを知らなければ、対策に身が入らない。SPF・PAに関する知識がなければ、日焼け止めを選ぶ際に迷ってしまいます。

また日焼け止めの種類を知らなければ、自分に合った商品を選ぶのが難しくなる……日焼け対策を効率的に行っていくためには、日焼けに関する総合的な知識を持つ必要があるのです。

この記事では、日焼けに関するさまざまな知識を紹介していきました。「絶対に日焼けをしたくない」「美肌を目指したい」そんな人は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

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