冬はなぜ太る?!その理由と予防法を徹底解析!
肌の露出が多くなる夏には、自身のスタイルを意識する人は多いと思います。ところが”食欲の秋”を経て、”冬を迎えると気が付いたら太っていた”なんて経験があるのでは?
多くの人が抱く『冬になるとなぜ太るのか?』という疑問。これを解消すべく、今回は「冬太り」について解説したいと思います。併せて冬太りの予防法もご紹介しますので、冬の間のスタイル維持にぜひとも役立ててください。
「冬太り」の原因とは?
冬になって”ふと気が付くと太っていた”。心当たりがなく、まるで「原因不明」のようにも思える冬太り。しかし、冬に太ってしまうのには明確な要因があるのです。
冬太りを招くことになる要因は、大きく分けて3つとなります。
身体的要因 (内的要因)
冬には「基礎代謝」が上がるといわれています。基礎代謝とは、簡単にいうと「何もしなくてもエネルギーを消耗すること」です。世の中には”食べても太らない”なんていう人がいたりしますが、このような人はこの基礎代謝が高いということが考えられます。
お分かりの通り、冬は体が冷えやすい季節です。私たちの体は冷やされて体温が下がると、一定の体温を保つために体温を上げます。この際にエネルギーを消費するのですが、これが「冬には基礎代謝が上がる」という現象の正体です。
私たちの体は、冬の寒さによって基礎代謝が上がると同時に、体温保持を行うために体が脂肪を溜め込もうとします。これを言い換えると、『冬は私たちを太りやすい体質に変える』ということになります。
これが冬太りの要因となる1つ目です。
外的要因
続いて、2つ目の冬太りの要因です。お気付きの人もいるかもしれませんが、それは冬という季節の特性が関係しています。
冬、とりわけ12月や1月はイベントが非常に多い時期です。「クリスマス」にはじまり、「忘年会」「新年会」「成人式」さらには「バレンタインデー」。冬にはさまざまなイベントが盛りだくさんです。
こうしたイベントの際に欠かせないのは食事です。クリスマスディナーやおせち料理などは、往々にして高カロリーな上、どうしても食べ過ぎてしまいがちです。そして、こうした美味しい料理につきものなのはお酒です。ついつい食べ過ぎた上に、お酒も飲みすぎてしまうなんてこともあるでしょう。
この『暴飲暴食』が冬太りの要因の2つ目となります。
また、冬には年末年始の長期休暇がありますから、どうしても普段より運動量が少なくなりがちです。「寝正月」なんていう言葉もあるくらいですから、人によっては運動量が劇的に減る年末年始にぐっと太ってしまうことになります。
これが、冬太りの3つ目の要因となる『消費カロリー (運動量) の減少』です。
「冬太り」の予防法
それでは、ここで冬太りの予防法をご紹介します。理想のスタイルを維持したまま春を迎えられるように、ぜひとも実践してみましょう。
食事による冬太り対策
冬太り予防のために、日々の食事に目を向けてみましょう。冬太りの予防のためのおすすめ食材は以下の通りです。
冬太り予防の強い味方となるダイエット食材
ブロッコリー
クロムというミネラルが含まれており、これが脂肪の燃焼や筋肉を作る手助けをします。ダイエットの強い味方といえるでしょう。
体を温めるヘルシー食材
生姜、ネギ、根菜野菜 (にんじん、玉ねぎ、ごぼう) 、肉の赤身、たこ
これらはぜひとも冬におすすめしたい食材です。
体が冷えがちな冬には、これらのヘルシー食材で体を内側から温めましょう。
生の生姜は体の熱を取る働きがあるので、体を温めるためには「加熱」したものや、「乾燥生姜」を使いましょう。
体を温める飲み物
ほうじ茶、黒豆茶、生姜湯
冷えた体を温めるためには、これらの飲み物がおすすめです。
シナモン
シナモンには体を温める働きがあります。ぜひとも紅茶やスープなどに加えてみましょう。
運動による冬太り対策
冬太りの予防には運動を取り入れることも重要です。おすすめの運動は以下の通りです。
ウォーキング
ウォーキングに代表される有酸素運動は脂肪を燃焼しやすいので、基礎代謝が高まっている冬こそ、体を動かして効率よく脂肪を燃焼させましょう。
筋トレ
室内で行える運動として筋トレを取り入れましょう。冬の寒さによって基礎代謝が上がっているところに加え、筋トレによって筋肉量が増えることで基礎代謝がさらに上がります。この相乗効果によりダイエット効果がアップします。
冬は誰もが太りやすい季節
今回の解説で、”冬になぜ太りやすいのか”ということがお分かりいただけたと思います。
『冬は身体が太りやすくなる』、そこへきて『暴飲暴食 (カロリーオーバー) 』と『消費カロリー (運動量) の減少』が重なるのですから、太ってしまうのはもはや当然といえるでしょう。
冬に太らないためには、冬がもたらす「冬太り」のリスク、これをしっかりと把握した上で自身の生活スタイルに意識を向けることが大切です。冬という季節を楽しみながら、ぜひとも自身のスタイル維持に努めましょう。