「有酸素運動がダイエットに効果がある」そんな話を聞いたことがありませんか。有酸素運動に興味があっても、なぜダイエットに効果があるといわれているのか知らない人も多いのではないでしょうか。

有酸素運動がダイエットに効果があるといわれているのには、ある理由が存在します。有酸素運動に関する知識を深め、効率的なダイエットに挑戦していきましょう。

そもそも有酸素運動とは？

有酸素運動とは、身体に酸素を取り込みながら脂肪を燃焼させる運動を指します。身体への負荷が軽く、時間をかけて行っていくのが特徴です。

自分のペースで行えるため、性別・年齢を問わずに挑戦しやすいのが大きな魅力といえるでしょう。有酸素運動はさまざま存在し、主にウォーキング・ジョギング・エアロビクスが挙げられます。

有酸素運動がダイエットに効果的とされている理由

「有酸素運動がなぜダイエットに効果的なのか？」理由は、体脂肪を効率的に燃焼できるからです。私たちが運動する際には、グリコーゲン（糖質）を二酸化炭素と水で分解します。

そして分解される過程で生み出されたATPが、身体を動かすためのエネルギーとして使われるのです。

しかし体内にあるグリコーゲン（糖質）は、無限に使えるわけではありません。長時間にわたり運動を続けていると、いずれは使用できるグリコーゲン（糖質）に限界が出てきます。

「エネルギーが足りない！どうしよう」そんなときに使われるのが体脂肪です。体脂肪が使われることによって、ダイエットにつながります。以上が、有酸素運動がダイエットに効果的とされている理由です。

有酸素運動をするタイミングに注意！

有酸素運動をするのに、避けたほうが良いタイミングが存在します。状況によっては、体調を害してしまう場合も・・・

起床してすぐは避ける

有酸素運動をする際は、起床してすぐのタイミングをさけるようにしましょう。起床してすぐは交感神経が活発ではないため、意識はあっても身体が目覚めていない状態です。無理に運動すれば、身体が疲れてしまうリスクが考えられます。

コーヒーや紅茶など、水分を取って身体をシャキッとさせてから有酸素運動に挑戦するのをおすすめします。

食事をしたら1時間は待つ

食事をすると、胃の中の食品を消化するために体内のエネルギーが使われます。そのため食事をした直後に有酸素運動を行えば、身体が疲れてしまう恐れが考えられるでしょう。

消化が落ち着く1時間は待って、有酸素運動をしたほうが効率的です。

睡眠前はやめたほうが無難

「質の高い睡眠を重視したい」と考えるなら、睡眠前の有酸素運動を避けたほうが無難です。身体を動かすことで交感神経が活性化し、良質な睡眠を妨げます。

睡眠に問題が起これば、体調が悪くなり痩せにくい体質になってしまうでしょう。あらかじめ寝る時間を決め、時間に余裕を持ちながら有酸素運動に挑戦してみてください。

今日からでも実践できる有酸素運動

「有酸素運動をすぐに実践したい」そんなときは、道具が無くても実践できる有酸素運動に挑戦してみましょう。

1.ウォーキング

ウォーキングは、気軽に挑戦できる有酸素運動です。晴れた日にウォーキングすれば、気持ちが晴れやかになりダイエットだけではなくストレス発散にも役立ちます。

20～30分、自分のペースでウォーキングしてみましょう。ウォーキングに慣れてきたら、時間を増やしてみるのも良いかもしれません。

◆注意点
ウォーキングは気軽に挑戦できるため、つい自分の体力を過信して無理をしてしまう人が少なくありません。20～30分を基本として、少しでも体調不良を感じたら休憩を取るようにしましょう。

2.ジョギング

ウォーキングに慣れてきたら、今度はジョギングに挑戦してみませんか。有酸素運動によるダイエットは、すぐに効果が出るわけではありません。

そのため複数の有酸素運動を組み合わせて実践していくのが、飽きずに続けるコツです。慣れないうちは20分～30分から始め、慣れてきたら1時間と時間を増やしてみてください。

◆注意点
ジョギングは正しいフォームで行わないと、身体に負担がかかる恐れがあります。背筋をまっすぐに保つ（腰・膝への負担を軽減するため）・無理に歩幅を広くしないといった工夫をしながらジョギングしていきましょう。

3.エアロビクス

エアロビクスは、リズムに合わせて身体全体を使っていく有酸素運動です。スタミナがつく・心肺機能が強くなるといった、ダイエット以外にも多くのメリットがあります。

室内で行えるため、天気を気にしなくて良いのが大きなメリットといえるでしょう。「ダンスエアロ」「ラテンエアロ」とさまざまな種類があり、飽きずに続けられます。

◆注意点
エアロビクスには、さまざまな種類があるため向き不向きがあります。自分に合ったエアロビクスを実践して、挫折を防いでいきましょう。

たとえばラテンエアロは、サルサといったラテンの要素を取り入れたエアロビクスです。腰をひねる動きが多いため、腰回りをすっきりさせたい人に向いています。

ただ腰をひねる動きに慣れてない人だと、苦手だと感じるかもしれません。

有酸素運動によるダイエットを効果的に進めるためには？

有酸素運動を利用したダイエットを効果的に進めていくためには、無理をしないことが大切です。有酸素運動を頑張るあまり、呼吸を忘れて無酸素運動になってしまうケースが少なくありません。

酸素を大きく取り込むことを意識しながら、身体と心に余裕をもって有酸素運動に挑戦していきましょう。