男の肌にも保湿ケアが必要!肌荒れを防ぐメンズスキンケアの基本

スキンケア

最近はさまざまな種類のメンズコスメが発売されており、男性のスキンケアも広く一般的になってきました。「そろそろエイジングケアにしっかり取り組んだ方がいいのかな」と考えている方も多いのではないでしょうか。

女性と男性では、肌質やホルモンバランス、生活習慣が異なるため、それらを踏まえてスキンケア商品を選び、正しく使うことが重要です。押さえておきたいメンズスキンケアのポイントを解説します。

男女の肌の違い

男女の肌には、次のような違いがあります。

皮脂が多い

男性ホルモンの影響で、男性は女性よりも皮脂の分泌が多いのが特徴です。男性の皮脂の分泌量は、女性の2~3倍といわれています。

男性ホルモンと女性ホルモンは、それぞれ男女ともに体内で産生されるホルモンですが、男性と女性ではその比率が異なります。男性ホルモンは皮脂腺から皮脂の分泌を促す働きがあるため、男性の肌はテカリやべたつきが目立ちやすくなってしまうのです。

水分量が少ない

男性の肌は女性と比べて、肌の水分量が50%以下しかありません。見た目は脂っぽくても、中は乾燥している可能性があります。

男女の生活習慣の違い

ヒゲが気になる男性

生活習慣が違えば、肌に与える影響も異なります。

毎日のシェービング

男性は毎朝ヒゲを剃る方も多いでしょう。シェービングは、肌の角質層へのダメージが大きいです。
肌の一番外側にある角質層は、肌の潤いを維持して乾燥や細菌などの外的ダメージから肌を守る働きがあります。シェーバーによって角質細胞が傷ついたり剥がれ落ちたりすると、肌は刺激に敏感になり、肌荒れや乾燥の原因になります。シェービングの頻度が多い人ほど、アフターケアが欠かせません。

UV対策

男性で日焼け止めクリームを塗る習慣がある人は少ないのではないでしょうか。実は、加齢による自然老化よりも、紫外線のダメージによる老化(光老化)の方が老化に占める割合が圧倒的に高く、肌の老化の8割は光老化によるものだといわれています。

紫外線は乾燥やシミ、シワやたるみなどあらゆる肌トラブルの原因になります。肌のエイジングケアのためには、UV対策が欠かせません。

光老化については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まずはここだけ押さえたい!スキンケアのポイント

スキンケア初心者の男性向けに、ここではスキンケアのポイントを解説します。

基本のステップ

スキンケアの基本のステップは、洗顔→化粧水→乳液の順に行います。

洗顔料はしっかりと泡立ててから使いましょう。ゴシゴシ洗顔による摩擦は、肌にダメージを与えます。洗顔後は皮脂が除去されて、肌が乾燥しやすくなっている状態です。保湿ケアは洗顔後すぐに行ってください。

保湿ケアの役割

保湿ケアは、水分と油分のバランスが重要です。化粧水は水分を補うもの、乳液やクリームは油分を補うためのものですが、化粧水だけでは水分が蒸発して肌が乾燥してしまいます。化粧水だけで保湿ケアを終わらせず、必ず乳液もセットで使ってください。

肌のテカリやべたつきが気になる方は、皮脂が多いTゾーンは乳液を少なめにつける、ティッシュで優しくオフするなどして調節するとよいでしょう。

なお、シェービングのあとに化粧水代わりにアフターシェーブローションを使っている場合も、乳液を塗った方が保湿効果は高くなります。化粧水と乳液をそれぞれつけるのが面倒な人は、オールインワンタイプの保湿アイテムでもOK。大切なのは、正しい保湿ケアを毎日継続することです。

UV対策でエイジングケア

地表に降り注ぐ紫外線には、肌の奥までダメージを与えてシワやたるみの原因になるUVAと、夏場に強くなり主にシミの原因になるUVBの2種類があります。特に、UVAは冬でも夏場の半分ほどの紫外線量があるので、1年を通して紫外線対策が必要です。出かける前に日焼け止めクリームを塗る習慣を作って、光老化を予防しましょう。

メンズスキンケアのポイント

スキンケア一式
最後に、男性のスキンケアのポイントを紹介します。

まずは自分の肌質を知ること

スキンケア初心者の方は、まずは自分の肌質を知ることが大切です。以下のチェックリストを参考に、自分がどの肌質かを理解しましょう。

<乾燥肌>

  • 毛穴が開いている
  • 洗顔後に肌がつっぱる感じがする
  • 細かいシワが気になる

<脂性肌>

  • 顔全体のテカリ、べたつきが気になる
  • ニキビができやすい
  • 毛穴が黒ずみがち

<混合肌>

  • おでこや鼻はテカるが、頬や口元は乾燥しやすい
  • おでこにニキビができやすい
  • 洗顔後に頬だけつっぱる感じがする

<敏感肌>

  • 季節の変わり目に肌が荒れやすい
  • 洗顔後やシェービングのあとにひりつきを感じることがある
  • アトピー体質

肌質によって、選ぶべき保湿アイテムは異なります。乾燥肌の方は保湿成分がしっかり入ったもの、脂性肌の方はさっぱりしたテクスチャーのもの、敏感肌の方は肌の刺激となる添加物や香料など余計な成分が入っていないものなど、自分の肌質に合わせて保湿アイテムを使いましょう。

おすすめの保湿成分

皮脂は水分の蒸発を防いで、肌の潤いを保持する役割があります。男性の肌は、女性よりも水分量が少なく皮脂が多いので、どちらかというと水分をしっかり補うことが重要です。特に化粧水は、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分がしっかり配合されているものを選ぶとよいでしょう。
メンズコスメにとらわれず、女性用のスキンケア商品を使っても問題ありません。まずはご家族が使っているものを試しに使ってみるのもおすすめです。

スキンケアCV

まとめ

女性と男性では肌質や生活習慣が異なります。スキンケアのポイントを押さえて、エイジングケアを始めましょう。

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