目立つ毛穴の原因は保湿不足が原因?毛穴が気になる人のためのスキンケア

スキンケア

毛穴の黒ずみや開きが気になるという方も多いのではないでしょうか。ただし、一口に毛穴トラブルといっても、その原因はさまざまあります。その原因に合わせてアプローチしないと、かえって毛穴が目立ってしまうことも。この記事では、毛穴トラブルの原因と、キメの整った肌を作る正しいスキンケア方法を紹介します。目立つ毛穴にお悩みの方は必見です。

毛穴トラブルの原因

毛穴の黒ずみや開きを起こす原因には、以下のようなものが挙げられます。

過剰な皮脂

毛穴の奥には皮脂腺があります。皮脂は「天然のクリーム」とも呼ばれ、肌の表面にフタをして潤いを閉じ込め、保湿する働きがあります。しかし一方で、過剰な皮脂の分泌は皮脂腺の出口を広げ、毛穴を開かせる原因になります。

また、皮脂が酸化すると毛穴が黒ずみやすくなります。過剰な皮脂の分泌によって毛穴の開きや黒ずみなどの毛穴トラブルが起こるのは、10代や脂性肌の人に多いです。思春期は男性ホルモンの影響で皮脂腺の働きが活発になるため、皮脂の分泌が盛んになって肌がべたつきやすくなってしまうのです。

乾燥

肌の一番外側にある角質層は、角質細胞同士の間を角質間脂質が隙間なく埋め、肌のキメを保っています。肌が乾燥すると、肌表面は干ばつを起こしたようになり、キメが乱れて毛穴が目立つようになります。

また、角質層は肌の内部を乾燥や紫外線などから守る「バリア機能」としての働きがあります。乾燥や紫外線などの影響によりバリア機能が低下すると、肌は乾燥から身を守るために皮脂を分泌するため、さらに毛穴トラブルを助長してしまいます。

肌のターンオーバーの乱れ

角質細胞は一定周期で新陳代謝を続けており、これを肌のターンオーバーといいます。加齢などの影響で肌のターンオーバーが遅延すると、古い角質が残って毛穴を詰まらせる原因になります。一方、ターンオーバーが早すぎるのも問題で、肌が乾燥するとターンオーバーを進めて角質細胞を早く作ろうとするため、未熟な角質細胞ができやすくなります。未熟な角質細胞は形が不揃いで保湿成分も少ないです。その結果、毛穴が目立ったり、うまく剥がれ落ちなかった角質が毛穴につまって角栓ができたりします。

肌のたるみ

紫外線や加齢などの影響で肌がたるむと、本来は丸い毛穴が引っ張られて、しずく型のようになります。頬にしずく型の毛穴が見られる、あるいは頬を指で引っ張ると毛穴が目立たくなる場合は、肌のたるみによって毛穴が開いている可能性があります。

毛穴トラブルを解消する正しいスキンケア

毛穴トラブルの解消に役立つスキンケアの方法を紹介します。

クレンジングは肌に合ったものを

メイクを落とし切れていないと、毛穴づまりの原因になります。ただし、クレンジング剤の洗浄力が高いほど肌への負担も大きく、肌が乾燥しやすくなります。クレンジング剤の洗浄力は、強い順にオイル>リキッド>ジェル>クリーム>ミルク、となります。自分の肌質に合わせて、クレンジング剤の種類を選びましょう。

また、クレンジング前にホットタオルで毛穴を開かせると、汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。

洗顔は丁寧に

ゴシゴシ洗顔は肌を傷つけて、乾燥を助長します。肌が乾燥すると、皮脂の分泌やターンオーバーの乱れなどにより、毛穴が開いたり黒ずんだりしやすくなります。しっかり洗顔料を泡立てて、優しく両手で包み込むように洗いましょう。

保湿ケアはしっかり行う

毛穴トラブルの解消にも、保湿ケアは重要です。特に洗顔後は毛穴が開いているので、化粧水で潤いを満たすとともに、毛穴を引き締めます。肌に潤いがあると、角質層のバリア機能が維持され、肌のターンオーバーも整います。
脂性肌の人でも、化粧水だけの保湿ケアでは潤いが不足し、皮脂の分泌を助長してしまいます。化粧水のあとは、必ず乳液またはクリームでフタをしましょう。なお、乳液の方が水分が多くべたつきにくいので、乳液を選ぶのもおすすめです。皮脂が多い部分はティッシュで優しく押さえるなどして、保湿ケアを徹底しましょう。

毎日の生活でも毛穴ケア!

スキンケア以外にも、日常生活のなかでできる毛穴を紹介します。

睡眠の質をあげる

肌と睡眠には密接な関係があります。しっかり睡眠が取れていると、夜寝ている間に肌や体の新陳代謝に欠かせない成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが整います。良質な睡眠は目毛穴ケアにも大切なので、睡眠時間を確保する、ソファなどでうたた寝しない、寝る前はスマホを見ずにブルーライトをカットするなど、睡眠の質をあげる生活習慣を心がけましょう。

表情筋エクササイズ

たるみによる毛穴が気になる人は、表情筋エクササイズで肌にハリを与えましょう。目をしっかり開いた状態で口角をあげ、そのまま「ニー」と発音します。続いて口をすぼめて「コー」と発音します。「ニーコーニーコー」と繰り返して、頬や口元の筋肉を鍛えます。口角が下がったり、口が横に開いたりしないように意識しましょう。

まとめ

乾燥や皮脂、ターンオーバーの乱れなど、さまざまな要因によって毛穴トラブルが引き起こされます。丁寧なスキンケアで、毛穴レスの美しい肌を作りましょう。

ピックアップ記事

関連記事一覧