肌荒れ予防のポイントを解説!スキンケアから生活習慣、マスク荒れ対処法まで

スキンケア

肌の不調は、ニキビ、カサつき、くすみなどの肌荒れとなって現れます。肌荒れ予防には、毎日のスキンケアや生活習慣の見直しが欠かせません。

今回は、肌荒れ予防に効くスキンケアから生活習慣、マスク荒れの対処法まで徹底解説します。

肌荒れを引き起こす原因とメカニズム

肌荒れを起こす原因には、以下のようなものが挙げられます。

乾燥

肌の一番表面にある角質層には、さまざまなダメージから肌の内部を守るバリア機能が備わっています。しかし、外気の環境やエアコンの風などで肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下して肌荒れを起こしやすくなってしまいます。

紫外線

紫外線といえばシミやシワ、たるみなどの肌トラブルの原因ですが、紫外線にさらされると肌は乾燥しやすくなります。肌が乾燥すると、バリア機能が低下してさらに紫外線のダメージを受けやすくなるという悪循環に陥ってしまうため、注意が必要です。

生活習慣の乱れ

食事・運動・睡眠などの生活習慣の乱れは、肌の健康にも大きく関係しています。偏った食生活では、必要な栄養素が皮膚の細胞に行き渡りません。運動不足だと肌の新陳代謝が低下し、肌のバリア機能の主役である角質細胞も未熟になってしまいます。

さらに、睡眠不足も肌の状態に影響を与えます。夜寝ている間に、私たちの体内では代謝を促進する「成長ホルモン」の分泌がさかんになります。睡眠不足だと、成長ホルモンの分泌が妨げられ、肌のターンオーバーが低下して肌荒れを起こしやすくなります。

ストレス

ストレスを受けると、体内では活性酸素が増えます。活性酸素は体を錆びつかせて老化を招く物質で、活性酸素が増加すると肌の細胞も老化してしまいます。また、ストレスを受けると血管が収縮するため、血行が悪くなり肌の代謝も低下します。

ホルモンバランスの変化

排卵後や妊娠中、女性の体では黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌がさかんになります。プロゲステロンには皮脂の分泌を増やす働きがあるため、生理前や妊娠中はニキビなどの肌荒れを起こしやすくなります。

肌荒れ予防のためのスキンケア

肌荒れ予防のためには、毎日丁寧なスキンケアをすることが大切です。

肌に負担をかけない洗顔・クレンジング

ゴシゴシ洗顔は肌に負担をかけ、肌のバリア機能を低下させます。洗顔料はしっかり泡立てて、優しく洗いましょう。また、メイクが薄いのにオイルなどの洗浄力が高いクレンジングを使っていると、必要な皮脂まで落として肌を乾燥させてしまいます。

メイクの濃さや肌質に合わせて、自分に合うクレンジングを選びましょう。

化粧水のあとは必ずクリームでフタをする

化粧水だけの保湿ケアでは、水分がやがて蒸発してしまうため十分ではありません。化粧水をつけた後は、必ず乳液やクリームなどで油分をチャージして、潤いを肌に閉じ込めましょう。

UVケアを欠かさない

保湿ケアと並んで重要なスキンケアが、UVケアです。地表に届く紫外線のうち、UVAは冬でも紫外線量が比較的多いため、1年を通して日焼け止めクリームで紫外線対策をしましょう。

肌荒れ予防のための生活習慣

次に、肌荒れ予防のために取り入れたい生活習慣を紹介します。

ビタミンB群、ビタミンCを取り入れる

レバーやチーズに豊富に含まれるビタミンB2や、肉や魚介、ナッツ類など幅広い食品に含まれるビタミンB6は、肌の代謝をサポートしたり、皮脂の分泌をコントロールしたりする働きがあります。また、ビタミンCはコラーゲンの合成のほか、活性酸素を除去する働きがあるため、美肌作りには欠かせない栄養素です。バランスのとれた食事で補うのが理想的ですが、足りない栄養素はサプリメントで補うのも効果的です。

適度な運動

適度な運動は、血行を促進して肌の代謝を向上させます。運動習慣がない方や運動が苦手な方は、なるべく階段を使う、通勤時に1駅分歩く、自転車通勤にするなど、毎日の生活で継続できるものから行ってみるとよいでしょう。

睡眠の質を上げる

肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンの分泌は、睡眠の質と密接に関連しています。睡眠時間の確保はもちろんですが、寝る前にブルーライトを浴びない、ソファでうたた寝しないなど、心地よい眠りにつける環境を整えましょう。

寝る前にリラックスできるアロマを焚いたり、お気に入りの寝具をそろえたりするのもおすすめです。

マスク荒れを予防しよう

マスク着脱時の摩擦により、角質細胞がダメージを受けてバリア機能が低下します。肌に優しい素材を選ぶ、不織布マスクであればガーゼを挟むなど、肌に負担をかけないよう工夫するとよいでしょう。

肌の悩みは皮膚科医に相談

スキンケアや生活習慣の見直しだけで改善しない場合は、皮膚科医に相談するという選択肢もあります。ニキビや乾燥、赤みなどの肌の不調は、保険適応の範囲内で治療することができます。なかなか肌の状態がよくならないときは、皮膚科医に相談して治療を受けるのもよいでしょう。

まとめ

肌荒れの原因は多岐に渡り、生活習慣とも密接に関連しています。肌荒れ予防のために、スキンケアや生活習慣を見直してみましょう。

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