マスクの肌荒れ予防には保湿が肝心!潤いを満たしてマスク荒れに負けない肌へ

スキンケア

日常的にマスクをつけるようになり、肌荒れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。マスクの中が蒸れたり、摩擦でこすれたりすると、肌荒れの原因になります。肌をマスク荒れから守るためには、スキンケアの中でも特に保湿ケアが重要です。

今回は、保湿ケアを中心に、マスクによる肌荒れを防ぐスキンケア方法を紹介します。

マスクで肌荒れする原因

マスクで肌荒れする原因には、「マスクの中の蒸れ」と「マスクのこすれによる摩擦」が挙げられます。

マスクの中の蒸れ

口元をマスクで覆っていると、マスクの中は湿度が高くなります。マスクの中が蒸れると、皮膚がふやけたような状態になり、今度は水分が蒸発しやすくなってしまうのです。お風呂上がりに化粧水をつけないでいると、肌がつっぱったように感じた経験がある方もいると思いますが、マスクで蒸れた肌はまさにこの状態といえます。

潤いを失った肌は乾燥などのダメージにさらに敏感になり、肌荒れしやすくなってしまうため、お手入れをしっかりと行いましょう。

マスクのこすれ

マスクの着脱時やズレを直したりするとき、肌とマスクがこすれます。このとき生じるマスクと肌の摩擦が、肌の一番表面にある角質細胞を傷つけてしまうため、赤みやヒリつきなどの肌荒れにつながる可能性があります。

マスクによる肌荒れ予防には保湿ケアが肝心!

ここからは、肌の構造と保湿ケアの役割について見ていきましょう。
肌のもっとも外側にある角質層には角質細胞が存在し、細胞同士の隙間をセラミドなどの細胞間脂質が埋めています。肌がしっかり潤っていると、この角質層の構造が維持され、肌は紫外線やウイルスなどの外敵から肌の内部を守ることができます。これを肌がもつ「バリア機能」といいます。

しかし、マスクをつけて蒸れたりこすれたりすると、角質層の構造が乱れ、肌はダメージを受けやすくなります。保湿ケアの目的は、角質層を潤いで満たして、肌が本来持っているバリア機能をサポートすることにあります。マスクによる肌荒れを予防するためには、毎日のスキンケアで保湿ケアをしっかり行うことが大切です。

保湿ケアを見直そう!潤いを満たす保湿ケアのポイント

マスクをつけ始めてから肌荒れを感じやすくなった人は、肌のバリア機能が低下している可能性があります。マスク荒れを予防するための保湿ケアのポイントを紹介します。

クレンジングや洗顔時も要注意

保湿と聞くと、化粧水やクリームを使ったケアを思い浮かべる方が多いと思いますが、保湿ケアはクレンジングや洗顔のときから始まっています。

メイクが薄いのに洗浄力が高いクレンジングを使っていたり、ゴシゴシ洗顔をしたりしていると、肌の乾燥やバリア機能の低下を助長します。肌質やメイクの濃さに合わせてクレンジングを選び、洗顔料はしっかり泡立てて洗うようにしましょう。

洗顔後はすみやかに保湿

洗顔後や入浴後は皮脂も落ちているため、水分が蒸発しやすくなっています。洗顔後や入浴後はすぐに化粧水をつけて、肌に潤いをチャージしましょう。また、化粧水をつけるときも、激しくパッティングしたり、コットンで強く拭いたりすると肌の刺激になります。優しく肌になじませるようにして、化粧水をつけましょう。コットンを使う場合は、表面が毛羽立たないように化粧水を多めに浸すことがポイントです。

乳液やクリームを欠かさずに

化粧水で水分を補給したら、乳液やクリームで油分を与えることも重要です。油分を含む乳液やクリームは、水分の蒸発を防いで肌のバリア機能を高める働きがあります。化粧水だけで完了にせず、必ず乳液やクリームでフタをしましょう。

なお、マスク荒れでニキビができやすくなったという場合でも、乳液やクリームなどの保湿ケアは必要です。水分が蒸発すると、肌は乾燥を防ぐため皮脂を分泌するので、余計にニキビができやすくなってしまいます。

乳液とクリームは水分と油分のバランスが異なり、乳液の方が油分が少なく、さらっとしたテクスチャーになっています。ニキビが気になる方は、さっぱりした乳液を使ったり、乳液やクリームなどの保湿ケアのあとに、べたつきやすい部分をティッシュで優しくオフしたりするとよいでしょう。

気になる箇所にはワセリンを塗ろう

ワセリンは保湿と皮膚の保護を兼ね備えたアイテムです。低刺激なので赤ちゃんにも使え、マスクによる肌荒れで肌が敏感になっている人にもおすすめです。

とはいえワセリンのべたつきが苦手という方もいるでしょう。そのような場合は、使用を夜の洗顔後だけにしたり、外出前にマスクとこすれやすい頬だけにつけたり、工夫して使ってみるとよいでしょう。

まとめ


マスクの蒸れや着脱時のこすれなどによる、肌荒れに悩む人が増えています。保湿ケアのステップを見直し、マスクによる肌荒れを予防しましょう。

 

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