冷えの症状が出てしまうのはなぜ?原因と対策法を紹介
「冷えの症状が出て困っている」「厚着しても冷えの症状が解消されない」そんな経験はありませんか。冷えの症状が出てしまうのは、いくつかの原因が考えられます。
冷えの症状の原因を知って、対策していけば解消できる可能性があるでしょう。「冷えの症状について詳しく知りたい」と感じている人は、ぜひ参考にしてください。
冷えの症状が出てしまう4つの原因
運動不足
まず身体の冷えの原因と考えられるのが、運動不足です。運動不足の状態が続くと身体の代謝が悪くなり、血液の循環がスムーズにいかなくなります。「指先や足先に冷えを感じる」そんな経験はないでしょうか。
血液の循環が悪くなると、特に身体の末端部分に冷えの症状が出やすくなるのです。「運動する習慣が無い」「前よりも運動する時間が減った」心当たりがある人は、代謝の低下による冷えを疑ってみましょう。
胃に負担をかける食生活
食生活は身体の冷えに大きく関係してきます。特に気を付けたいのが、冷たい食事の取りすぎです。冷たい食事ばかりの習慣を送っていると、身体を一時冷やすだけではなく胃腸に負担をかけてしまいます。
胃腸の負担が大きくなると、体調不良の原因となり結果、冷えとなって身体に異常が現れることが考えられるのです。冷たい飲み物ばかりを飲む・ゼリーやアイスクリームといった、冷やして食べるスイーツが好き。
そんな心当たりはありませんか。冷えが気になっている人は、ちょっと食生活を見直してみましょう。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、身体の体温調節が難しくなるため注意が必要です。身体は体温調節のために、暑くなると血管を広げて体内の熱を逃し、寒くなるとぎゅっと血管を縮めて体内の熱を逃さないようにします。
環境に合わせて血管の状態を変えることで、私たちの身体は体温調節を行っているのです。しかし自律神経が乱れると、体温調節がうまくいかなくなって冷えの症状を見せるようになります。
自律神経が乱れる原因はさまざまですが、ストレスや環境の変化が考えられるでしょう。冷えの症状が現れたら、「自分の中で何らかの変化が起きていないか」考えてみることが大切です。
喫煙
タバコは血管を収縮させるため、体温調節がうまくいかなくなり冷えの原因になります。冷えの症状を感じているなら、タバコを控えることが大切になってくるでしょう。
特に寒い冬の時期に喫煙するのは、体内の熱を逃してしまうため危険です。冬の時期だけでも、禁煙することで冷えの症状を予防するのに役立ちます。
冷えの症状が出たら試したい!4つの対策法
適度な運動
身体の代謝を悪くしないために、適度な運動を行っていきましょう。「どこまでを適度な運動とするのか」人によって筋力や体力が異なるため、判断するのは難しいかもしれません。
そんなときは、軽いウォーキングから挑戦して、「自分がどれくらい運動できるか」試してみてはいかがでしょうか。歩くことで自分の体力レベルを判断でき、身体への負担も軽く済みます。
大切なのはいきなり激しい運動をするのではなく、自分のレベルに合わせて取り入れていくことが大切です。外で運動するのが難しいなら、家でできるストレッチから始めてみるのも良いでしょう。
栄養バランスに優れた食事
栄養バランスに優れた食事を取るのも、冷えの症状を対策するのに役立ちます。体調を整えるためには、タンパク質・ビタミン・ミネラルといったさまざまな栄養素が必要です。
栄養バランスが悪い食事を続ければ、体調の悪化によって冷えの症状が出てくるリスクが高くなってしまうでしょう。栄養バランスに優れた食事を取ることは、それだけで冷えの症状対策に役立つのです。
「栄養バランスに優れた食事とは?」そんな疑問を抱く人にとって役立つのが、厚生労働省と農林水産省の共同により策定された「食事バランスガイド」です。
「主食はどれくらい取れば良い」「主菜はどれくらいまでなら大丈夫?」
食事のヒントとなる情報が記載されています。食事の取り方に迷ったときは、参考にしてみてはいかがでしょうか。
「食事バランスガイド」について|厚生労働省
生活習慣を整える
生活習慣の見直しを行って、自律神経を整えていきましょう。昼夜逆転の生活になっていませんか。暴飲暴食も自律神経を乱す原因です。夜はゆっくり寝て、朝は太陽の光を浴びながら起きると自律神経が整います。
「どうしても眠い」そんなときもとりあえずは起きて、太陽の光を浴びることで交感神経を刺激=脳の働きの活性化によって体内時計のズレを正常に戻してくれます。
冷えの症状対策は無理せずできることから
冷えの症状を効率的に解消していくためには、無理しないことが大切です。自分に合っていない対策を無理に行うと、ストレスによって体調が悪化して冷えの症状をさらに悪化させるリスクが考えられます。
冷えの症状を感じたら「自分にはできない」対策を無理に行わず、できるところから始めていきましょう。