シミにはツボ押しが効果的!シミに効くツボ8選

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ツボ押しと聞くと、肩こりや頭痛などに効くというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、ツボ押しの効果は体質改善だけではありません。シミに効くツボを狙えば、シミ予防や美白につながります。

今回は、シミに効くツボと、効果を高めるツボの押し方について解説します。

なぜシミ対策にツボ押しが効くのか

なぜシミにツボ押しが効くのか、そのメカニズムについて解説します。

シミができるメカニズム

紫外線や活性酸素などの刺激を受けると、肌をダメージから守るために、メラニンが作られます。生成したメラニンは肌にずっととどまるわけではなく、ターンオーバーとともに肌の表面に移行し、やがて体外に排出されます。しかし、加齢やストレスなどの影響で肌のターンオーバーが乱れていると、メラニンの排出が遅延し、シミとして肌に蓄積してしまいます。

シミに対するツボ押しの効果

ツボ押しは、東洋医学における治療法です。東洋医学では、ツボは血液や気の流れを介して、その先の組織や臓器につながっているという考え方があります。つまり、ツボは体内の組織や臓器へ効率よくアプローチできる場所なのです。ツボを押すと、その刺激により血の巡りが活発になり、新陳代謝の向上、老廃物の除去、免疫力アップなどの効果が期待できます。

これを美容の分野に応用すれば、シミ予防や美白ケアにも有効です。ツボ押しの血行促進作用により肌のターンオーバーが整うと、メラニンの排出が促進され、シミが改善されるというわけです。

顔の血流アップに効果的なツボ

顔周りには、血流をアップさせるツボがたくさんあります。

攅竹(さんちく)

攅竹は眉頭にあるツボです。美白のほか、シワやたるみなどにも効果があるので、美肌のツボとして覚えておくとよいでしょう。両手の親指または人差し指を使って、後ろに向かって押すのがポイントです。

顴髎(かんりょう)

頬骨の一番下で、くぼみの部分に位置するツボです。顴髎を刺激すると顔の血行が促進され、肌の新陳代謝がアップしてメラニンを排出する効果が期待できます。

翳風(えいふう)

耳たぶの裏側、あごの付け根にある大きなくぼみにあたる場所です。頭部の血行を促進してシミを予防・改善します。老廃物を除去してむくみの解消にもつながるため、小顔効果も期待できます。

体全体の新陳代謝を高めるツボ

顔だけでなく、体のツボも刺激すると、新陳代謝が高まり相乗効果が期待できます。

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの一番上から、指4本分上がったところにあります。三陰交は内臓を司るツボで、内臓が元気であれば、肌の調子もよくなります。三陰交は婦人科に関する万能のツボとしても知られており、冷えや生理痛、むくみなどさまざまな女性のトラブルに対して効果があります。

太谿(たいけい)

内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太谿です。腎臓に関係していて、老廃物を排出してむくみを解消し、代謝を活発にします。若さを保つツボともいわれており、シミにも効果が期待できます。

血海(けっかい)

膝のお皿の内側から、指3本分上がった場所にあるツボです。その名の通り、「血が海のように集まっている場所」で、ここを刺激すると全身の血液循環がよくなり、新陳代謝が活発になります。

ホルモンバランスを整えるツボ

シミのなかには、ホルモンバランスの変化により現れるものもあります。また、ホルモンバランスは肌のターンオーバーとも関係しているため、ホルモンバランスを整えるツボも是非とも覚えておきたいところです。

合谷(ごうこく)

両手の親指と人差し指が交差する、ちょうどV字の部分にあるツボです。合谷はホルモンバランスを整え、シミの予防・改善へと導きます。反対の手の親指と人差し指で、手の甲を挟むようにして刺激するとよいでしょう。

第6頸椎点

頭を下げると、首の後ろに骨が出てきます。この突き出た骨のうち、下方で一番大きく丸く見えるのが第7頸椎、その一つ上に位置するのが第6頸椎です。この第6頸椎から左右に指1本分離れた位置にあるのが、第6頸椎点です。第6頸椎点を押すと、エネルギーの産生や代謝に関与している甲状腺ホルモンの分泌が調節されます。

正しいツボの押し方

ツボ押しの効果を高めるためには、正しい押し方をマスターしましょう。

入浴後などが効果アップ

血の巡りがよくなっているときにツボ押しすると、さらに効果がアップします。入浴後や、蒸しタオルなどで肌を温めてからやるとよいでしょう。また、入浴後にクリームなどで肌のコンディションを整えたあとなら、肌の滑りもよくなり摩擦による負担が軽減されるのでおすすめです。

ツボを押すときは指の腹を使う

ツボを押すときは、指の腹を使いましょう。指先を使ったり、爪を立てたりしてしまうと肌を傷つけてしまい、痛みやあざの原因になります。

「痛気持ちいい」が目安

ツボを押していくと、ジーンと気持ちいい痛みを感じます。この「痛気持ちいい」と感じるところまで、ツボを押すのがポイントです。特に目元など顔の皮膚は薄い部分もあるので、力の入れすぎには注意してください。ツボへの刺激は1回だけでなく、3~5回繰り返すと効果的です。

呼吸を意識する

ツボ押しのリズムと呼吸を合わせると、ツボへの刺激が効果的に伝わります。深く息を吐きながらツボを押し、ゆっくりと息を吸いながら指を離しましょう。

まとめ

ツボ押しには、新陳代謝を活性化させて肌のターンオーバーを整え、メラニンの排出を促進させる効果が期待できます。毎日の美白ケアに、ツボ押しを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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