クーラーで体が冷えると病気になる!?冷房症対策7選
夏場はどこに行ってもクーラーが入っています。
外から室内へ入った瞬間は涼しくても、長時間滞在しているうちに体が冷えてくることありませんか?
今回はそんなクーラーによる冷えが引き起こす体の不調と対策についてお伝えします。
クーラーによる冷え「冷房症」とは?
クーラーに当たりすぎて、体が冷えることでおきる体の不調を「冷房症」といいます。主な症状は以下の通り。
・手足が冷える、冷たい
・頭痛がする
・体がだるい
・肩こり
・下痢
・食欲が出ない
・夜眠れない
どうしてこのような症状が出るのか?それは私たち人間の「自律神経」が関係しているから。
自立神経は体温を調整したり、汗をかくよう体に指示したりと、とても重要な役割を果たしています。
しかしクーラーにより、体が冷やされすぎることで、自律神経が乱れ、バランスが崩れてしまうのです。
自律神経が乱れることで、停滞感や不眠症など、体のさまざまな部分、場面において不調をおこしてしまう。それが「冷房症」です。
クーラーによる冷えでおきる「冷房症」対策7選
「そうは言っても、夏はどこに行ってもクーラーが入っているから、どうしようもない。」とお悩みのあなた。
ここでは、今日からできる冷房症の対策をいくつか紹介します。
1.クーラーの温度設定は外気温との差に注意
クーラーの温度設定で大切なのは、外気温との差。この差が激しいほどに、体温調節をつかさどる自律神経の乱れへと繋がってしまうから。
外気温と室内温度の差は「3~4度」までがベスト。つまり、その日の外気温が30度だった場合、26~27度程度が好ましいということ。外気温と室内温度の差に注意することが、冷房症の対策として重要なポイントです。
2.クーラーの風向きを調節する
冷房症にならないクーラーの使い方として、外気温と室内温度の差に注意することのほかに重要なこと。それが「クーラーの風向き」。
いくら温度調節をしても、風が直接当たっていては、体は冷え続け、設定温度以上に寒さを感じてしまいます。冷たい空気は下にたまりやすく、温かい空気は上へたまりやすい性質があるので、クーラーの風向きは少し上向きにするくらいがベスト。
3.羽織ものやアームカバーで体温調節
ご自宅の場合、クーラーの温度や風向きの設定は個人の裁量で変更できます。しかしオフィスや学校の場合はそうはいきません。クーラーの風がよく当たる席から移動できない場合もあるでしょう。
そのため冷え対策として、薄手のカーディガン、パーカーなどの羽織ものを一枚常備しておくと、体温調節しやすいです。
羽織ものを持ち運ぶのが難しい方は、アームカバーや厚手の靴下がおすすめ。肌を露出する部分を減らし、足先や手先など冷たくなりやすい箇所をカバーするだけでも冷え対策として有効です。
4. 冷たい食べ物中心の食生活を改善
夏はどうしても冷たいものばかり食べたくなってしまいますよね?しかし、それではクーラーで外側から、食べ物で内側から体が冷えすぎてしまうことに。
体を内側から温める作用があるハーブティや、香辛料が入った食べ物を摂取することで、体の温度を下げすぎないように、工夫をしましょう。
5. 手足を動かす
オフィスや学校などでおすすめの冷房症対策が「手足を動かすこと」。先ほども申し上げた通り、冷たい空気は下にたまりやすい性質があります。足はその影響を最も受ける場所。
休憩時間やトイレに行く時などに、足を上げる、手や足の指を曲げたり伸ばしたりするなど、体の末端を動かすことで、血の巡りが良くなり、冷え防止に効果があります。
6. 運動を習慣化する
夏の運動は汗をかく、暑いと敬遠しがち。しかし体を日常的に動かすことは、自律神経のバランスを整えるためにも重要なこと。
近所を散歩するなど、激しい運動でなくてよいので、体を動かす習慣を身につけましょう。なお、運動後は汗をかいた状態で、クーラーの効いた部屋に長時間滞在しないよう注意してくださいね。
7. 湯船につかる
突然ですが、あなたは湯船につかっていますか?特に夏は暑さから入浴をシャワーだけで済ませてしまう方も多いのではないでしょうか?
冷房症防止のためにも、湯船につかるよう心がけましょう。シャワーでは体の表面しか温まっていません。湯船につかり、体の芯から温めてあげることが大事。暑すぎない温度にゆっくりとつかることでリラックス効果も得られます。
夏こそ体を温めてクーラーによる冷えすぎを防止しよう
今回はクーラーによる冷えでおきる体の不調、「冷房症」の症状や対策についてお伝えしました。
夏はクーラーの使用により、自分が思った以上に体は冷えています。知らず知らずのうちに体を冷やしすぎてしまい、その結果、不眠症や頭痛などの不調につながってしまうことも。
クーラーの設定温度や風向き、日ごろの食生活や運動習慣に気を使い、この夏を元気に乗り切りましょう。