必見!肩こりと”ストレス”の関係性とその解消法

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多くの日本人が抱える身体の不調、その代表ともいえるのが「肩こり」です。まさに”国民病”ともいえる肩こりにはさまざまな原因がありますが、その主な原因となっているのが”ストレス”です。肩こりの主な原因となるストレス。今回は、肩こりとストレスの関係について解説したいと思います。ぜひとも本記事を参考に、自身の肩こり解消に役立ててください。

肩こりと”ストレス”の関係とは?

冒頭で触れた通り、肩こりの原因のひとつに”ストレス”があります。ひとくちにストレスといっても、これには精神的なものと身体的ものがあります。

身体的なストレスによる肩こり

デスクワークなどで長時間にわたって同じ姿勢をとることや、パソコン作業などによる目の疲れが代表的です。パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使う際には、無意識のうちに首を前に突き出す姿勢をとりがちです。このような姿勢を長時間続けると、首や肩まわりの筋肉がこわばって血流が悪くなります。

またパソコンモニターを見続けることで目やその周囲の筋肉が緊張、これに伴って首から肩にかけての筋肉も緊張します。これに加えて、パソコンモニターの強い光を見続けることによってまばたきの回数が減り、目が乾いて疲れ目になります。

ほかには、椅子の高さやパソコンモニターの位置が自分の身体に合っていないと、首や肩への負担となり肩こりに繋がります。季節的な要因としては、夏の時期のエアコンの効いた室内は要注意です。エアコンの冷気により肩が冷えてしまうとこの部分の血流が滞り、肩こりへと発展しまいます。こうしたことが、現代人の多くが抱える肩こりの原因といわれています。

精神的なストレスによる肩こり

私たち人間は、精神的ストレスを感じると自律神経を構成する交感神経の働きが活発になり、筋肉が緊張してしまいます。これにより血流が滞って肩こりになると考えられています。現代人の多くが肩こりで悩んでいるのも、ストレスの多い現代社会に生きることが大きな要因のひとつとなっています。

簡単に実践できる肩こりの解消法

現代人の多くを悩ませる肩こりですが、気になるのはやはりその解消法でしょう。ここからは日常生活の中で実践できる手軽な肩こり解消法をご紹介します。

定期的なストレッチ

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいる場合には、こまめに首や肩を動かして筋肉の緊張をほぐしましょう。また、最低1時間に1回立ち上がるのが理想です。このとき背伸びをして身体全体の緊張をほぐしたり、軽い屈伸をして全身の血流を促進させましょう。

正しい姿勢でいることを意識する

背中を丸めた猫背の姿勢でいると、重い頭を支える首や肩への負担が大きくなります。そのため、立ち姿勢ではあごを軽く引き、背中がピンとまっすぐの状態であることを意識しましょう。座り姿勢では、お尻が背もたれに当たるように深く腰掛けます。また椅子や机の高さが自分の身体に合っていない場合は、高さ調整をして正しい姿勢を自然に保てるような環境をつくりましょう。

目をときどき休ませる

パソコン作業などで目を酷使する場合、眼精疲労に効果のある目薬をさすことはもちろん、2~3分ほど目を閉じて休ませましょう。可能であれば、このとき蒸しタオルなどを乗せて目のまわりを温めると血流が良くなり、目の疲れが軽減されます。また、目を極力疲れさせないための工夫として、パソコンモニターの明るさを抑えることも取り入れてみましょう。

入浴する (湯船につかる)

肩こりの解消には入浴がとても効果的です。このときのお湯の温度が重要で、理想的なのは38~40度です。これに10分以上ゆっくりと浸かるのがポイントです。入浴はリラックス効果もあり、精神的ストレスによる肩こり解消にも期待できるので毎日行うようにしましょう。

適度な運動をする

運動というと、どこか筋肉痛のイメージがついてまわるため、肩こりの解消法としてあまり知られていません。しかしながら、運動は肩こりの解消に大きく期待のできるおすすめの解消法です。運動で身体を動かすことで全身の血流が改善されるだけでなく、筋肉量の低下を防いだり、筋肉を柔軟にすることができます。また、運動は毎日行うことで肩こりの解消だけでなく、予防ともなります。つまり運動を習慣とすることで、肩こりになりにくい身体をつくることができるのです。さらに、運動はストレス解消ともなるため、精神的ストレスの面からも肩こり解消にアプローチすることができます。運動はウォーキングや軽いジョギングなど、無理なく毎日行えるものを選びましょう。

終わりに

日常生活の中で知らずしらずのうちに蓄積される”ストレス”。これには身体的・精神的なもの2種類がありますが、どちらも肩こりの原因となることがお分かりいただけたと思います。肩こりに深く関係するのは、ズバリ血流です。この血流を改善するために、日常生活の中で身体的・精神的ストレスを軽減できるよう努めましょう。そうすれば肩こりから解放された快適な毎日が送れることでしょう。

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