ベビーオイルは保湿に最適!大人でも使えるベビーオイル美容法
赤ちゃんの健やかな肌を保つベビーオイルは、実は保湿アイテムとして使える便利アイテムです。コスパが高く、全身の保湿に使えるので、大人の方でも気軽に使えるのがポイント。ベビーオイルの特徴と、ベビーオイルを活用した美容法を紹介します。
ベビーオイルとは
ベビーオイルの成分とその特徴について解説します。
ベビーオイルの成分
ベビーオイルの主成分は、「ミネラルオイル」です。ミネラルオイルは「鉱物油」とも呼ばれ、鉱物である石油などを精製した天然のオイルのことを指します。ミネラルオイルは、クレンジングオイルやワセリンにも使われており、赤ちゃんの肌でも安心して使える保湿成分です。
ベビーオイルの特徴
ベビーオイルは石油や植物などの天然資源をもとに精製されており、不純物や添加物などが少ないのが特徴です。アレルギー反応を起こしにくく、赤ちゃんの肌や敏感肌の人にも向いています。また、ベビーオイルは安価でありながら使用用途が幅広く、コスパがよいのも魅力の一つです。
ただし、ベビーオイルは油分なので、あくまで肌の表面で水分の蒸発を防ぐ「皮脂膜」の代わりと考えてください。化粧水などで水分をしっかり補う必要があります。
ベビーオイルには2種類ある
ベビーオイルには、主原料が鉱物油であるものと植物であるものの2種類あります。厳密にはベビーオイルの原料であるミネラルオイルは鉱物油ですが、「植物性ベビーオイル」などと表記されているものもあります。
鉱物由来のベビーオイルは比較的安価で、ワセリンにも配合されています。植物由来のベビーオイルには、ホホバオイル、オリーブオイル、シアバターなどがあります。低刺激なベビーオイルといえど、肌との相性があるため、自分の肌質に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ベビーオイルを使った保湿ケア
その名称から「赤ちゃんが使うもの」と思われるかもしれませんが、実はベビーオイルは大人向けの保湿アイテムとしても注目されています。ベビーオイルは使った保湿ケアの方法を紹介します。
クレンジング剤として使う
オイルタイプのクレンジング剤には、「界面活性剤」が含まれています。この界面活性剤の働きによって素早くメイクオフできますが、一方で界面活性剤は保湿成分を一緒に洗い流してしまうため、乾燥肌の原因になります。肌をいたわりたい人には、ベビーオイルを使ったクレンジングがおすすめです。
ベビーオイルは、メイクしている部分になじませて使います。マスカラや口紅などのポイントメイクは、ベビーオイルをふくませたコットンを1分ほどおいて、メイクを浮かせるようにするとよいでしょう。その後、ティッシュやタオルでベビーオイルを優しく拭き取ります。
洗顔料に混ぜて使う
洗顔後のつっぱり感が気になる人は、ベビーオイルを洗顔料に混ぜて使ってみましょう。使い方は簡単で、よく泡立てた洗顔料にベビーオイルを1~2滴垂らすだけ。ベビーオイルが皮脂膜の代わりとなって保湿し、洗顔後に肌がつっぱるのを防いでくれます。
パック代わりに
乾燥肌の人は、ベビーオイルをパック代わりに使うのもよいでしょう。化粧水などで潤いを満たした後、ベビーオイルを顔全体に薄く塗ります。ベビーオイルが水分の蒸発を防ぎ、みずみずしいお肌が持続するでしょう。
リップケアや全身の保湿に
ベビーオイルは顔だけでなく、体全体の保湿にも向いています。乾燥が気になる部位に使うとよいでしょう。特に入浴後は皮脂膜が落ちて乾燥しやすくなっているため、マッサージをしながらベビーオイルを塗るのがおすすめです。
また、リップクリーム代わりに使えば、リップケアにも役立ちます。
髪の毛の保湿にも
ベビーオイルは、ヘアオイルとして髪の毛の保湿にも使えます。ドライヤー前に毛先にもみ込むと、髪のパサつきや広がりを抑えてくれます。髪のツヤを出すのにも使えるので、スタイリングにもおすすめです。使い過ぎるとベタつくので、毛先を中心に少量を使うようにしましょう。
ベビーオイルを使うときの注意点
赤ちゃんの肌にも使えるベビーオイルですが、使い方次第ではかえって乾燥させてしまうこともあります。ベビーオイルを使うときの注意点についてまとめました。
インナードライに注意
ベビーオイルはあくまで水分の蒸発を防ぐ皮脂膜の代わりで、ベビーオイルそのものに水分を補う役割はありません。皮脂膜の下にある角質層にしっかり水分を補給しないと、ベビーオイルで肌の表面は潤っているように見えても、肌の内部が乾燥するインナードライの状態になってしまう可能性があります。
使い方次第では乾燥を悪化させることも
ベビーオイルを用いたクレンジングは、界面活性剤がない分、肌への負担が少ないのがメリットです。その一方で、べたつきが気になって何回も洗顔すると、かえって肌が乾燥してしまいます。
ベビーオイルの量を調節する、ティッシュやタオルでしっかりベビーオイルを拭き取る、などして使ってください。また、クレンジング時に強く肌をこすると、肌の表面が傷ついて敏感になるので注意しましょう。
ニキビ肌は注意
ベビーオイルは、使い過ぎるとニキビ肌やオイリー肌にとってはニキビを悪化させる要因になります。べたつきがちなTゾーンは避けて使う、薄く塗るなど、自分に合った方法でお試しください。
まとめ
ベビーオイルは、赤ちゃんだけでなく大人の保湿ケアにも使えるアイテムです。ベビーオイルを保湿ケアに取り入れて、肌や髪の潤いをキープしましょう。