髪にも保湿が重要!髪がパサつく原因と保湿ケアのポイント

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顔や首と同じく、年齢が出やすいのが髪です。髪が乾燥してパサパサしていると、ハリがなくなり疲れている印象を与えてしまいます。さらに、髪はドライヤーやヘアアイロン、カラーやパーマなどでもダメージを受けるため、若い方でも保湿ケアをしないと髪に潤いがなくなってしまいます。髪がパサつく原因と、保湿ケアのポイントを紹介します。

髪がパサつく原因

髪の毛は主にタンパク質からなり、髪の一番外側にはキューティクルがあります。キューティクルは、うろこ状の組織が4~10枚重なった構造をしており、髪の毛の内部に水分や栄養を閉じ込めたり、外からの刺激から守ったりする役割があります。

髪がパサつくのは、このキューティクルが開いてしまうことが原因です。潤いのある髪ではキューティクルがしっかり閉じていますが、何らかの原因でキューティクルが開いたり剥がれたりしてしまうと、水分が蒸発して髪の潤いがなくなってしまいます。

髪を乾燥させるNG習慣

髪のパサつきは、毎日の生活習慣と密接に関係しています。髪のパサつきの原因となるNG習慣がないか、チェックしてみましょう。

洗浄力が高いシャンプーを使っている

シャンプーは、界面活性剤の種類により「高級アルコール系」「石鹸系」「アミノ酸系」などに分けられます。このうち高級アルコール系や石鹸系のシャンプーは洗浄力が高いですが、その分必要な油分まで落としてしまうというデメリットもあります。

ヘアアイロンを高温で毎日使っている

髪にヘアアイロンなどで熱をかけると、髪は柔らかくデリケートな状態になっており、その状態で髪の毛を強くこすると、キューティクルが剥がれてしまいます。また、髪の毛の主成分はタンパク質です。タンパク質に100℃以上の熱を与えると、タンパク質の熱変性により髪の内部に空洞ができやすくなり、潤い成分や水分が流出しやすくなります。

カラーやパーマを頻繁にする

カラーやパーマも、髪を乾燥させてダメージを与える原因の一つです。髪の毛はもともと弱酸性ですが、カラーやパーマの薬液はアルカリ性であり、この化学変化を利用してキューティクルを開かせ、薬液を浸透させます。

カラーやパーマのあと、徐々に髪の毛は弱酸性に戻っていきますが、カラーやパーマの頻度が多いと、その分キューティクルが開き、髪の毛が乾燥してしまうため、注意が必要です。

お風呂上りは髪を自然乾燥させている

キューティクルは熱に弱いからといって、お風呂上りに髪を自然乾燥していませんか?実はドライヤーでしっかりブローするよりも、自然乾燥の方がはるかにダメージは大きいです。

キューティクルは濡れた状態で開き、乾くと閉じる仕組みになっています。自然乾燥の場合、キューティクルが開きっぱなしになるため、髪が乾燥しやすくなります。

ドライヤーはヘアアイロンと違って髪から離して使うこと、髪が濡れているときは温度が上がりにくいことなどから、正しいやり方でドライすれば、ドライヤーによる髪への乾燥のダメージはほとんどないと考えられています。

紫外線にあたる

肌と同じく、髪も紫外線の影響を受けます。特に紫外線の強い夏場は、紫外線によってタンパク質が破壊され、髪がパサつきがちになってしまうため、髪にも気を配るようにしましょう。

髪の保湿ケアのポイント

髪に潤いを与える保湿ケアのポイントを紹介します。

シャンプーを見直す

まずは、シャンプーの洗浄力をチェックしましょう。髪が乾燥しやすい人は、マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。保湿成分が高く、頭皮や髪に潤いを与えてくれます。アミノ酸系シャンプーには、「ココイル○○」「ウラロイル○○」などの表記があることが多いです。あくまでざっくりとした見分け方ですが、シャンプー選びのポイントにしてください。

また、よく泡立ててから洗う、毛先より頭皮を洗うことを意識するなど、シャンプーの仕方にも注意しましょう。

保湿アイテムを使う

トリートメント、ヘアオイル、シアバターなどの保湿アイテムで髪の毛をケアしましょう。定期的に美容院でトリートメントするのも効果的です。特に髪の毛がダメージを受けやすいカラーリングやパーマのあとは、美容院でトリートメントしてもらうとよいでしょう。

正しいブローの仕方

根元より毛先の方がキューティクルが少なく、乾燥しやすいという特徴があります。ドライヤーでブローするときは、毛先よりも根元を乾かすことを意識しましょう。根元がしっかり乾いたら、仕上げに毛先を整えます。最後に冷風を当てると、キューティクルが閉じて潤いのある髪になりますよ。

スタイリングにも注意

寝起きの髪は水分不足なので、ヘアミストをつけてからドライヤーをするのがおすすめ。ヘアアイロンやコテを使う場合は、髪の毛を保湿するヘアオイルやシアバターなどを毛先につけて、髪の毛をダメージから保護しましょう。高温だと髪が傷むので、ヘアアイロンの温度は160℃程度にしておくのがポイントです。

髪にも紫外線対策をする

日差しが強い日は、髪の毛にもUVカットスプレーを使いましょう。日傘、帽子なども髪の毛の紫外線対策におすすめのアイテムです。紫外線は窓ガラスも透過するため、室内でも窓の近くに長時間いることは避ける、UVカットのカーテンをつけるなど、注意してください。

まとめ

髪がパサついていると、老け顔や疲れ顔の原因になります。肌と同じく髪にも保湿ケアをして、ツヤのある髪を作りましょう。

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