肌荒れの原因は運動不足?運動との関係を詳しく解説します!
運動=ダイエットというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は運動は肌にもよい効果があります。運動不足を感じている人は、知らず知らずに肌に悪影響を与えている可能性もあるのです。
今回は、肌荒れと運動の関係、そして肌荒れ予防のために取り入れたい効果的な運動習慣を紹介します。
肌荒れと運動の関係
肌荒れは、間違ったスキンケアや栄養不足だけではく、運動不足とも関係しています。血液を全身に循環させるのは心臓ですが、筋肉はこの心臓のポンプ機能をサポートする働きがあります。運動不足で筋肉を動かさないと、血流が悪くなって全身に必要な酸素や栄養素などが行き届かなくなるため、代謝が低下して肌にも悪影響。特に筋肉量が少ないやせ型の女性は、運動不足により代謝が低下して肌荒れしやすいので、注意が必要です。
運動がもたらす美肌効果
運動は肌荒れを予防し、健やかな肌を作るサポートをします。運動によりどのような美肌効果があるのかについて、見ていきましょう。
肌のターンオーバーを整える
肌はターンオーバーによって、日々新しい細胞に生まれ変わりを続けています。ターンオーバーの理想的な周期は28日間といわれており、長くても短くても肌トラブルの原因となってしまいます。
「ターンオーバーが早い分にはいいのでは?」と思われるかもしれませんが、ターンオーバーが早いと未熟な細胞が増えて、肌荒れから肌を守ることができません。ターンオーバーは肌の代謝そのものといえます。運動により血行がよくなると、ターンオーバーのサイクルが整い、肌荒れに負けない素肌になるでしょう。
美肌成分の生成量がアップ
肌には水分を保持するヒアルロン酸やセラミド、ハリを維持するコラーゲンなどの美肌成分が存在しています。運動によって代謝が向上すると、このような成分の生成量が多くなり、キメが整った美しい肌になります。
また、肌の一番外側にある表皮には、紫外線やウイルスなどの外敵から肌の内部を守るバリア機能があります。ヒアルロン酸やセラミドはバリア機能の維持には欠かせない成分で、運動によって代謝が促進されると、バリア機能が向上して肌荒れしにくくなるでしょう。
むくみの解消
血液には、体内の臓器に必要な栄養素を運んだり、いらない老廃物を体外に排出したりする働きがあります。運動により代謝が促進すると、老廃物が除去されむくみの解消に。また、全身に新鮮な酸素が行き渡るので、顔のくすみが解消されて透明感もアップします。
活性酸素の除去
体のサビの原因といわれる活性酸素は、細胞を酸化させてダメージを与えます。活性酸素によるダメージを防ぐのは体内の抗酸化物質ですが、ストレスや加齢などの影響で活性酸素と抗酸化物質にアンバランスが生じると、肌のシミや老化につながってしまうのです。
運動には活性酸素を除去する作用があるため、肌や体の老化を予防します。ストレスにも活性酸素が関与しており、運動はストレスを軽減する効果も見込めるでしょう。
肌荒れの予防に効く運動法
運動不足は肌荒れのリスクを高めてしまいます。続いては、肌荒れを防ぐ運動法を紹介します。
有酸素運動を取り入れる
肌荒れ予防のためには、まずは適切な運動を選ぶことが重要です。あまりにもきつい運動だと、逆にストレスになって肌にも悪影響です。
血行を促進して代謝を向上させるには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。筋力アップにつながる筋トレやヨガなどもよいでしょう。
継続してできる運動を
運動は継続することが大切です。まずは1日30分〜1時間、週3日を目標に、自分が無理なく続けられる運動を選びましょう。なかなか続かないという人は、自転車通勤にして運動する機会を作ったり、一緒にウォーキングしたりジムに行ったりする仲間を作ったりするのもよいでしょう。
栄養バランスも意識する
美肌のためには運動だけでなく、栄養バランスも重要です。「運動するならダイエットも兼ねて食事制限しよう」と考える方もいるかもしれませんが、運動後の体は栄養補給が必要な状態です。
特に筋肉の原料となるタンパク質やアミノ酸、代謝を助けるビタミンなどは運動後に必要なので、食事抜きはせず、運動後は必要な栄養素を補うようにしましょう。
まとめ
運動不足は肌の調子にも関係します。運動不足を感じている人は、楽しく継続できる運動を取り入れて、肌荒れを予防しましょう。