シミ対策には保湿ケア!意外と知らないシミと保湿の関係
シミ対策や美白と聞くと、高い美白化粧品を使ったケアが必要と思われる方もいるでしょう。しかし、シミ対策に欠かせないのが、スキンケアの基本でもある「保湿」です。肌の潤いが満たされていると、紫外線などのダメージにも強くなり、シミもできにくくなります。
今回は、シミと保湿の関係と、正しい保湿ケアについてご紹介します。
シミと保湿の関係
シミと保湿には深い関連があります。まずは、肌の構造とシミができるメカニズムについて解説します。
肌の構造
肌は、表面に近いところから、表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっています。表皮は肌を乾燥から守る働きがあります。表皮の一番外側には角質層があり、その上を覆っているのが皮脂膜です。真皮にはコラーゲンやエラスチンがあり、肌の土台となってハリを保っています。皮下組織は、主に脂肪からなる組織で、骨や筋肉を守る役割があります。
表皮が持つバリア機能
表皮には、肌の内部を守るバリア機能としての役割があります。細菌やウイルスなどの外敵の侵入を防ぐとともに、肌を乾燥から守っています。表皮が乾燥していると、紫外線などのダメージに敏感になり、紫外線が表皮や真皮に到達しやすくなってしまうのです。
一般的に、紫外線が原因でできるシミは、紫外線を浴びて、表皮の奥の方にある「メラノサイト」という細胞が活性化することによって発生します。肌をダメージから守るために、メラノサイトはメラニンという色素細胞を生成します。これが、酸化したり表皮から排出されずに残ったりすると、黒いシミとして残ってしまうのです。
表皮のバリア機能が低下する原因
表皮のバリア機能が低下する主な原因は、「乾燥」と「紫外線」です。
乾燥しやすい冬場はもちろんのこと、エアコンの風でも乾燥します。1年を通して、保湿ケアは欠かせません。
また、紫外線を浴びると、肌が乾燥しやすくなります。紫外線には、真皮まで透過してシワやたるみの原因になるUVAと、強いエネルギーによって表皮にシミを作るUVBの2種類があります。シミ対策には、保湿とあわせてUVケアも欠かさずに行いましょう。
正しい保湿ケア
ここからは、シミ対策に欠かせない保湿ケアの正しいやり方を紹介します。
保湿アイテムの役割
保湿アイテムには、それぞれ次のような役割があります。
ブースター:化粧水の浸透力を高める
化粧水:表皮に潤いを満たす
美容液:保湿成分を補い、集中ケアを行う
乳液・クリーム:皮脂膜の代わりとなり、水分の蒸発を防ぐ
これだけ種類があると、「どれを使えばいいのかわからない」という方もいるかもしれません。基本は、化粧水+乳液またはクリームでOKです。自分の肌の状態に合わせて、このほかのアイテムをプラスしましょう。
洗顔後はすみやかに化粧水を
洗顔後は皮脂が落ちて乾燥しやすくなっているので、すぐに化粧水をつけましょう。なお、ゴシゴシ洗顔は必要な角質まで落としてしまい、表皮のバリア機能が低下する原因になります。泡立てて優しく洗顔を行うのも、保湿ケアにつながるポイントです。
乳液またはクリームを忘れずに
特に夏場など、化粧水だけのケアで終わってしまっている人もいるのではないでしょうか。化粧水だけではせっかく補給した水分が蒸発してしまうので、乳液やクリームでしっかりフタをして、肌に潤いを閉じ込める必要があります。なお、乳液とクリームは水分と油分のバランスが異なります。水分が多いのが乳液、油分が多いのがクリームです。自分の肌や季節で使い分けるとよいでしょう。
必要に応じて保湿の回数をアップ
ミスト化粧水を持ち歩いて、乾燥が気になるときにその都度保湿するのも効果的です。冬場など乾燥が気になる季節はもちろんのこと、夏場でもオフィスのエアコンで乾燥しがちです。乾燥肌の方は、保湿の回数を多くするとよいでしょう。
シミ対策におすすめの保湿成分
シミ対策にも有効な、おすすめの保湿成分を紹介します。
ヒアルロン酸
いわずと知れた保湿成分の代表であるヒアルロン酸。1gで6Lもの水分を保持する力があります。肌の表面に潤いの膜を作り、水分を閉じ込めます。
セラミド
セラミドは、角質層にある角質細胞同士の間にある細胞間脂質の一つです。細胞間脂質の50%を占める成分で、表皮のバリア機能をサポートして肌の潤いを保ちます。
コラーゲン
肌にあるコラーゲンの多くは真皮にあり、肌のハリを保つ役割があります。コラーゲンは分子量が大きいため、外から補充しても真皮には届きません。しかし、コラーゲンにはいくつか種類があります。「加水分解コラーゲン」は表皮に浸透しやすいように工夫されており、保湿効果もあります。
スクワラン
スクワランはヒトの皮脂膜の成分の一つです。皮脂膜の働きをサポートし、肌表面にフタをして潤いを閉じ込めます。
美白有効成分もチェックしよう
美白有効成分も配合されている化粧品なら、保湿と同時に美白ケアもできます。保湿成分と合わせて、美白有効成分もチェックしましょう。
シミに効く美白有効成分については、『本当に効く美白の有効成分はどれ?美白の有効成分を徹底解説』をご覧ください。
まとめ
シミの予防・改善には、UVケアだけでなく保湿ケアも重要なポイントです。正しい保湿ケアで、肌を紫外線のダメージから守りましょう。