シミ対策にはクレンジングも重要!選び方と正しいスキンケア

スキンケア

シミ対策と聞くと、美白化粧品を使ったケアを思い浮かべる人も多いでしょう。美白化粧品ももちろん有効ですが、シミ対策には毎日のスキンケアがとても大切です。今回は、シミケアにもつながるクレンジングの選び方について解説します。正しいスキンケアをおさらいして、シミに負けない肌を作りましょう。

シミ対策にはクレンジングも重要

シミ対策には、メイクを落とすクレンジングのステップも非常に重要です。

肌への摩擦がシミの原因に

肌のもっとも外側にある角質層は、紫外線などのダメージから肌を守る重要な役割を担っています。これを肌の「バリア機能」といいます。角質層の厚さはわずか0.01~0.02mmであり、これはラップほどの薄さしかありません。クレンジングや洗顔などで肌に摩擦力がかかると、角質層がダメージを受けて肌のバリア機能が低下し、刺激に弱くなります。さらに、肌のターンオーバー(角質細胞の生まれ変わり)も乱れやすくなり、シミの原因になってしまうのです。

合わないクレンジングが角質を剥がしてしまう

濃いメイクなのに洗浄力が弱いクレンジングを使っていると、メイクを落とす際に余計な力がかかってしまいます。反対に、肌が弱いのに肌への負担が大きいクレンジングを使っていると、肌の刺激につながります。

このように、合わないクレンジングを使用していると、角質が剥がれてしまい、肌のバリア機能が低下して、シミができやすくなります。シミに負けない肌作りは、クレンジングを含めたすべてのスキンケアのステップから成り立っているのです。

クレンジングの種類と選び方

クレンジングにはいくつか種類がありますが、「どんなものがあって、どのように違うのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。クレンジングは種類ごとに洗浄力と肌への負担が異なります。ここからは、クレンジングの種類と選び方を解説します。

クレンジングオイル

クレンジングオイルはメイクの油分との相性がよく、界面活性剤も多いためしっかりメイクも落とせます。ただし、メイクがよく落ちるということは、その分皮脂も落としてしまうということ。乾燥肌の方は避けた方が良いかもしれません。

クレンジングリキッド

クレンジングリキッドは、油分ではなく界面活性剤でメイクを落とします。さらっとしたテクスチャーで、べたつきが少ないのが特徴です。まつエクをしている人には向いていますが、コットンに含ませて使用するため、肌への刺激は避けられません。

クレンジングジェル

クレンジングジェルはオイル、リキッドと比べると洗浄力は落ちますが、ジェルがクッションとして働くため、肌への負担は少なめです。油性タイプと水性タイプがあります。

クレンジングクリーム

油分と界面活性剤がバランスよく配合されており、ジェル同様、クリームがクッションとして肌を守ります。洗浄力は低めですが、ナチュラルメイクの方であれば、クリームでも問題ないでしょう。

ミルククレンジング

マイルドな洗浄力で、肌への刺激が少ないタイプのクレンジングです。クリームよりも水分の比率が多く、肌に潤いが残ります。乾燥肌・敏感肌の人におすすめです。

クレンジングのまとめ

上記で紹介したクレンジングを洗浄力の順に並べると、以下のようになります。
オイル>リキッド>ジェル>クリーム>ミルク

洗浄力が高いほど肌への負担は大きくなるため、メイクの濃さや肌質に合わせて、クレンジングの種類を選んでください。クレンジングは、基本的にはベースメイクを基準に選びます。アイメイクなどのポイントメイクは、クレンジングの種類を変えたり、必要に応じて専用のリムーバーを使ったりするのもよいでしょう。

なお、シートタイプのクレンジングは洗浄力が高いですが、肌への物理的な刺激が大きいため、メイクをすぐオフして寝たいときや旅行先など、使用を限定した方がよいでしょう。

シミ対策にも有効!正しいスキンケア

シミ対策にもつながる、正しいスキンケア方法を紹介します。

クレンジングと洗顔は肌をいたわりながら

合わないクレンジングを使用していると、メイクを落とす際に余計な力がかかり、それが肌に負担となってしまいます。これはゴシゴシ洗顔も同様です。クレンジングは洗浄力と肌への負担のバランスを考えて選ぶ、洗顔料はしっかり泡立てて優しく洗うなど、肌をいたわりながらケアしましょう。

保湿ケアは丁寧に

肌のバリア機能を守る保湿ケアは、シミ対策のなかでも重要なポイントです。特に洗顔後は、肌表面の皮脂がとれて乾燥しやすくなっている状態なので、洗顔後はすぐに化粧水で潤いを満たしてください。また、化粧水だけだと水分が蒸発してしまうので、必ずクリームや乳液でフタをするのを忘れないでください。

シミと保湿ケアの関係、おすすめの保湿成分については、こちらの記事で詳しく解説しています。

気になるところにはポイントケア

シミができやすいところは、美白成分含有のクリームなどでポイントケアをプラスしましょう。必ずしも顔全体に使う必要はありません。シミができやすい頬や額などだけでも十分です。

紫外線対策を怠らない

シミ予防には、紫外線対策が欠かせません。地表に降り注ぐ紫外線には、UVAとUVBの2種類があり、特に夏場の強い紫外線(UVB)は、シミの原因となるので要注意です。なお、UVAはUVBほどエネルギーが強くないものの、シワやたるみの原因になります。シミ対策や美肌のためには、1年を通して紫外線対策を忘れずに行いましょう。

まとめ

シミ対策のためには、美白化粧品を使う以外にも、クレンジングやスキンケアのステップがとても重要です。クレンジングの選び方や普段のスキンケア方法を見直して、シミができにくい肌を作りましょう。

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